9月初めの父親の来台を皮切りに、6週間連続で知人の来台が続いていましたが、先週末で一段落しました。
先週末の来台客は福ちゃんでした。
前回会った時、福ちゃんはタイ人でしたが、3か月前に帰化したことにより、今回は日本人になっていました。
こういう場合、どのように紹介すればよいのでしょうか。
「タイで生まれ育った日本人?」「タイ系日本人?」
台湾で福ちゃんを友達に紹介する際、いつも迷いました。
福ちゃんは、もともと僕の自叙伝を読んでメッセージをくれた人です。
海外に長く住んでいることや他にもいろいろな共通点があり、福ちゃんは僕の自叙伝に共感を覚えてくれたようです。
何十話もある自叙伝の一話一話を読んでくれては、横浜から長文の感想文を送ってくれていました。
僕は非常に律儀な人間なので、感想文をもらえばしっかり返信を書きます。
そんな繰り返しをしていたところ、福ちゃんはメールでこれまでの生い立ちやらを話してくれるようになり、気づいた頃には、僕が福ちゃんの自叙伝を読まされる側に回っていました。笑
医学博士を取り、大学病院で放射線研究を続けているとのことで、福島の原発の問題があった際はいろいろなところで講義を頼まれたようです。
僕の将来の夢は、今書き続けている自叙伝をきっかけに、コラムを書いたり、ラジオに出演したりすることですが、福ちゃんは、現在、日本の状況を日本からタイに発信するコラムを書いたり、タイに帰ればラジオに出演したりと、僕の一歩先を歩いている人でした。
ちなみに、これが福ちゃんのコラム。
http://www.gotomanager.info/columnists/default.aspx?menu=columnists%2Cchumpol
(全然読めません。笑)
福ちゃんは帰り際、「太郎ちゃん、お願いがあります!」と。
「私のおばあさんの弟が台湾の高雄に住んでいます。
お父さんが何十年も会っていないその人に会いたがっているのだけど、電話番号をなくしてしまって、今ある情報は住所だけです。
どうしてもこの手紙を送りたいのだけど、太郎ちゃん、中国語で宛先を書いて、ポストに入れておいてもらってもいいですか?」
翌日、僕は自分の住所と電話番号を添えて、その手紙を投函しました。
その5日後、福ちゃんの親戚から僕の携帯に一本の電話がありました。
そして先ほど、福ちゃんからも、福ちゃんのお父さんと親戚の人が電話で話すことができたとの連絡がありました。
よかったよかった!
福ちゃんのお父さんとその親戚の方の再会ももうすぐ実現することでしょう!