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8. 僕の運命をかえた台湾
台湾では日常的で些細なことだが、日本ではなかなか見られない光景のため、こういう場面に遭遇した日本人観光客は、僕と同じように台湾を大好きになって帰っていく。
9. 緣
2003年夏、台湾で暮らし始めて数か月が経った。この時点で僕はまだまだ将来の不安はあったものの、台湾の生活はとても気楽で毎日が楽しかった。 日本には規則が多すぎて、人と少しでも異なることをすると冷ややかな目で見られる。
10. 予感
2004年夏、日系の人材紹介会社から台湾人総経理の特別助理(社長特別秘書)としての内定をもらったものの、経験をしたことがない業務が沢山あったことや、当時の年齢にしては割と高い給与だったこともあり、総経理の期待に背くわけにはいかないというプレッシャーがあった。
11. 虫の知らせ
2006年秋、両親が台北に遊びに来た。その夜は、日本語の話せる仲の良い同僚を集め、みんなで北京ダックを食べに行った。父はマイペースにいつものように息子自慢を始め、それを母が「うちのお父さん、変わっているでしょ!?」
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